223系近郊型電車のうち、1000番台と2000番台(3000番台)、6000番台が所属しています。
1000番台は1995年に登場。阪和線・関西空港線の関空快速用として登場した0番台をベースとして製造されました。
座席配列は2+2の221系と同じタイプですが、扉間の座席を1列減らして扉付近のスペースを広げています。
その代わりに補助椅子も設置され、混雑時でない限りは着席が可能となっています。また、戸袋窓は連結面付近のトイレ・ボックスシート部分を除いて廃止されています。
前照灯は、丸型1灯から角型前照灯+フォグランプの2灯に変更されています。
2019年3月より、1000番台の4両編成(V編成)2本に、有料座席サービス『Aseat(Aシート)』サービス開始に伴う改造工事が施されています。対象は姫路側先頭車クハ222形です。有料座席サービス『Aseat(Aシート)』の詳細はこちら
2000番台は、1000番台をベースとしてさらに改良を施したグループです。
トイレは洋式の大型のものとなり、向かい側のボックスシートを撤去しました。空いた部分は車いすスペースとなり、側窓が大型化されています。これにより戸袋窓が廃止になっています。他には、補助椅子の背もたれ廃止、座席の肘掛けが廃止されるなど、コストダウンされた部分が多くなっています。前照灯・尾灯が1か所にまとめられ、前照灯・フォグランプがやや大型化されています。なお、2000番台の1次車にある3000番台は、モーターを1両あたり4個から3個に減らした車両です。ただ、問題が多いようで2次車からは廃止されています。
6000番台は、221系との併結を前提にしたグループです。識別のため、貫通扉や乗務員用扉にオレンジの帯が入っています。最高速度は120km/hに抑えられています。
主に新快速・快速の運用についてますが、湖西線や草津線などでは普通電車としての運用もあります。
最高速度は、6000番台を除いて130km/hで、日本国内の近郊型電車では日本一の性能を誇っています。
運用路線は、東海道・山陽本線(JR京都線・琵琶湖線・神戸線)・湖西線・北陸本線(敦賀まで)・草津線・赤穂線(播州赤穂まで)と広範囲に広がっています。
1000番台と2000番台は共通で使われています。2000番台の6両編成(J編成)は新快速の運用には入らず、快速のみとなっています。
6000番台は221系との併結運用となっています。