キハ187系は、2001年(平成13年)に登場した特急型車両です。
山陰本線の特急には、キハ181系が充当されていましたが、老朽化が進行していたことから、JR西日本初の特急型気動車として製造されました。制御付き振り子を装備していることが特徴で、山陰本線でのスピードアップにより所要時間短縮を実現しました。
車体形状はステンレス製で、黄色の帯と窓周りの青色は、山陰の海と陽の光をイメージしています。
先頭部はシンプルな切妻型で、特急車両らしからぬデザインであるとともに、黄色部分が広めにとられて警戒色としての役割も兼ねています。
キハ187系では、すべての車両に450馬力ディーゼルエンジン2基が装備されています。
2003年には、特急「スーパーいなば号」用の500番台が登場、最高速度が130km/hとなっています。