21000系は、1988年（昭和63年）に製造された、名阪ノンストップ特急専用車である。

愛称は『アーバンライナー』。

1988年にグッドデザイン賞、翌年1989年には、鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞している。

 

今までの近鉄特急のイメージを覆す斬新なデザインで注目を浴びた。

先頭車は10100系以来の流線型となり、他車両との分割併合は行わない。

 

6両編成のうち、名古屋側2両が『デラックスシート』車となった。

『デラックスシート』の座席配列は2列＆1列で、追加料金410円で着席できる。

 

全編成が６両編成で、中間2両を増結し8両編成でも運用できる。

 

アーバンライナーPlus

 

2003年から2005年にかけてリニューアル工事が施工され、『アーバンライナーPlus』と愛称が変わった。

 

デラックスシートは1両のみとなり、全車両の座席が、『ゆりかご型シート』にとり替えられた。

新たに喫煙コーナーも設けられ、全車禁煙となった。

外観上も塗装が一部変更されているほか、新しく、『アーバンライナーPlus』のロゴが添付されている。

 

現在は6両編成×11本と、2両編成×３本の72両が活躍中。

名阪ノンストップ特急のほかに、名阪乙特急、名伊乙特急、阪奈特急で運用されている。

時刻表では【UL】マークが目印である。