30000系は、1978年(昭和53年)に製造された。
一世代前の10100系ビスタカーⅡ世の後継形式である。愛称は『ビスタカー』。
1979年にブルーリボン賞を受賞している。
全編成が4両編成で、中間2両が2階建て車となっている。
先頭車は貫通構造となっていて、他の編成と自由に連結ができる。
中間車は、車両中央に出入り口と階段があって、階下席は3~5名様のグループ専用スペースとなっている。
1996年に、『ビスタカー』から『ビスタEX』に名称を変更して、大規模リニューアルが施された。
登場当時は、先頭車屋根上に下枠交差型パンタグラフが2か所設置されていたが、それぞれ前部のパンタを撤去している。
これにより、さらに自在な編成を組めるようになった。
2009年からはさらに追加更新工事が施工されている。
現在は全15編成×4両=60両が活躍中。湯の山線や狭軌線(南大阪・吉野線)を除く、全ての広軌線で運用されている。
時刻表では【V】マークが目印である。