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【JR西日本】特急やくも号に新型車両273系導入へ/381系国鉄色リバイバルも

273系やくも号 JR西日本
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2月16日、JR西日本では、岡山と出雲市を結ぶ特急『やくも号』に新型車両を導入するとともに、運行開始から50周年を記念して、3月より懐かしい国鉄色に変更して運行すると発表しました。

JR西日本発表

新型車両の概要は以下の通りです。

273系やくも号

車両形式、運行区間など

  • 車両形式・・273 系特急形直流電車
  • 投入車両数・・44 両(4 両×11 編成)
  • 運行区間・・岡山駅~出雲市駅

273系の概要

安全性・安定性

  • 車体の衝突安全対策、機器の二重系化等

車両機器など

・新たに開発・実用化した、国内初となる「車上型の制御付自然振り子方式※」による乗り心地の向上
※車上の曲線データと走行地点のデータを連続して照合し、適切なタイミングで車体を傾斜させる
(当社、鉄道総合技術研究所、川崎車両の共同開発)

・よりエネルギー変換効率に優れたVVVF制御装置の採用

車内の設備

  • 座席間隔の拡大、座り心地を改善した座席の採用
  • 空気清浄機の搭載、抗菌・抗ウイルス加工による安心した車内環境づくり
  • 車内 Wi-Fi、全席コンセント、大型荷物スペース設置
  • LED 照明等による省エネ化
  • 車椅子スペースの拡大、多目的室の設置など幅広いご利用層を意識した設備の充実
  • 防犯カメラの設置による車内セキュリティ向上

営業開始時期

2024 年春以降、営業運転開始予定

コメント

JR西日本の車両置き換え計画が明らかに?の記事内で、381系やくも号の置き換え計画があることを取り上げましたが、今回ついに発表になりました。新型車両のシルエットから、特急はるか号の増結用として登場した271系に、車上型の制御付自然振り子方式を加えた形式であることがわかります。振り子式車両は車高が低く、車体下部に重心を置く構造になっていますが、今回の273系もそのような構造になりそうですね。新開発の振り子式車両が登場することで、283系オーシャンアローの後継車両に期待が高まります。

これで、本州内を走る特急の中で最後の国鉄型特急車両である381系が引退し、すべてJR化後に新造された形式で運行されることになります。そして、2022年3月に特急『やくも号』が運行開始から50周年を迎えます。この記念すべきタイミングで、うれしい発表がありました。

国鉄色やくも号リバイバルへ!

新型車両投入に向けて、伯備線で特急「やくも」の運転開始から 50 周年を迎える2022年3月に381系1編成(6 両)の塗装を懐かしい国鉄色に変更して運転します。
(1)リバイバル編成の運転開始日
2022 年 3 月 19 日(土)~
(2)対象列車
特急「やくも」 8号・9号・24号・25号

国鉄色リバイバル列車 対象列車の時刻

岡山→出雲市

  • やくも9号:岡山11:05発→新見12:08発→米子13:18発→出雲市14:12着
  • やくも25号:岡山19:05発→新見20:10発→米子21:24発→出雲市22:11着

出雲市→岡山

  • やくも8号:出雲市7:21発→米子8:19発→新見9:35発→岡山10:35着
  • やくも24号:出雲市15:30発→米子16:26発→新見17:38発→岡山18:39着

381系国鉄色やくも

これは驚きましたね!まさかもう見れないだろうと思っていた381系国鉄色が再び見れるのですから、感謝としか言いようがありません。最後の国鉄型特急車両、最後の国鉄色です。悔いのないように撮影したいですね。(せっかくの好意を無にせぬように・・)

ちなみに写真は2008年です。やくも号が、『ゆったりやくも』にリニューアルされる間、日根野電車区(当時)381系モノクラス編成を借りており、一時期だけですが国鉄色やくも号を見ることができました。場合によっては国鉄色同士のすれ違いも見れたそうです。

岡山地区では、227系の導入計画もあり、一気に新型車両に置き換えになりますので、国鉄型を記録するなら今がチャンスですね。

>>381系やくも号の写真はこちら

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