近鉄6400系6403F(Mi03)が、11月上旬に大規模リニューアルを施されて運用を再開しています。このたび乗車する機会を得ましたので、目についた改造箇所を撮ってきました。
外観
少々ぶれていて恐縮ですが、外観の写真です。
なんと!前照灯が前面窓下部に移り、尾灯が上部になるなど位置が逆転しています。
この写真だけ見ると、前照灯が点灯していない優等列車が2番のりばに入ってきたかのように見えますが、実はそうではないのです。
優等列車運用時の標識灯はどうなっているかは未確認です。
先頭のお顔部分です。
従来の前照灯と行先表示幕がフルカラーLED化されています。関西の鉄道で尾灯が上部にある車両は珍しいのではないでしょうか。関東ではJR東日本のE231系・E233系などで採用例はあります。
横に3列並んでいた標識灯・尾灯部分もフルカラーLED化され細目になりました。転落防止ホロも取り付けられたことにより印象が大きく変わり、厳つい表情になっています。
先頭と側面の行先・種別表示器はフルカラーLEDとなり、日本語と英語(駅ナンバー)が交互に表示される仕様になっています。
車内
車内は開放的だった従来と比べ、手すりが目立つようになりました。来年秋登場予定の新車に準じた改造がなされてるようです。車内灯もLED化され明るくなり、化粧板も交換されています。
座席は花柄の座席表布となっています。この後実際に座りましたが、従来と変わらないかけ心地でした。握り棒が追加され、立ち上がる際や緊急時につかめる箇所が増えています。
こちらはオレンジ色が目立つ優先座席です。
つり革は様々な高さとなっており、背の高さに合わせて選べます。
大型液晶ディスプレイをはめ込むスペースですね。理由はわかりませんが設置が見送られています。
側扉回りです。