新幹線
東海道・山陽新幹線
『のぞみ』号の3号車が、自由席から指定席に変わります。これにより、『のぞみ』号の自由席は2両のみとなります。自由席派にとってはつらい改正ですね。。
山陽・九州新幹線
現在運行している新大阪駅行き始発定期列車「みずほ
600 号(鹿児島中央駅 6:35 発)」より早い時間に発車する臨時列車「さくら 574 号(鹿児島中央駅 6:00 発)」を設定します。
週末を中心に、鹿児島中央駅から新大阪駅に9:59に到着する臨時さくら号が設定されます。鹿児島から大阪に9時台に到着するというのは驚きですね。新幹線の速さに圧倒されます。
在来線特急・在来線有料列車など
大和路線
「らくラクやまと」号
平日の朝夕通勤時間帯に運転している通勤特急「らくラクやまと」が柏原駅と八尾駅に新たに
停車します。
「らくラクやまと」号の利用が低迷しているのでしょうか、停車駅が追加になりました。それは、「やまとじライナー」も止まらなかった柏原駅と八尾駅です。
柏原駅と八尾駅は大和路快速・快速が止まらない(柏原駅は2022年まで始発快速が設定あり)ため、千鳥停車のような状況となっています。同じような駅は、JR神戸線の大久保駅(新快速は通過するが通勤特急は停車する)にもみられます。
柏原駅や八尾駅とも近所を近鉄大阪線が並行して走っており、近鉄線から大阪駅直通、座席確保の強みがある「らくラクやまと」号に集客させる狙いがあるのでしょうね。それなら、ホーム上に特急券券売機を置いたりなど、近鉄特急並みに設備を向上させないと目が向かれないと思います。もっと気軽に乗れるシステム・料金が必要ではと思います。
「まほろば」号
現在、臨時特急として大阪(うめきた)~おおさか東線経由~奈良を運行している特急「まほろば」号ですが、3月15日のダイヤ改正より、定期運行化が決定しました!
同年4月には、車両の内外装に奈良の魅力を表現したリニューアル車両がデビューします。ぜひこの機会に、生まれ変わった特急「まほろば」で奈良への旅をお楽しみください。なお、同年秋ごろには装いの異なるリニューアル車両を追加で投入する予定です。
こちらは好調のようで、ダイヤ改正後は以下の体制になるようです。
- 運行日:2025年3月15日以降の土休日
- 奈良方面時刻:大阪9:58発→新大阪10:04発→法隆寺10:48着→奈良10:57着
- 大阪方面時刻:奈良16:21発→法隆寺16:30発→新大阪着17:10着→大阪17:15着
- 車両:3両編成、全車両座席指定
車両についてですが、ダイヤ改正直後は引き続き287系3両と思われますが、4月5日からは発表のあったリニューアル車両に置き換えられます。発表のあったリニューアル車両は、イメージ図を見ると北陸新幹線延伸で余った683系0番台(交直流)か289系(直流)になると思われます。
このリニューアル車両、JR西日本の車両としては271系並のサービスを備えており、車内 Wi-Fi、全席コンセント、荷物スペースの設置が挙げられています。全席コンセントはうれしいですね。
・・とここまで書いて、余った特急車両をリニューアルの上阪奈間の特急列車に投入した会社がありましたよね。そう、近鉄電車の観光特急「あをによし」です。まさかJR西日本も近鉄をお手本に観光特急を充実させるとは思いもしませんでした。近鉄とJR西日本はライバル関係のようで仲良し・いいところはマネする・・の良い関係を築けているのではと思いました。
奈良線
「うれしート」
平日・土休日すべての快速列車※に「快速 うれしート」を設定します。
※快速列車:「みやこ路快速」「快速」「区間快速」
なんと!!
JR奈良線のすべての快速列車に有料座席エリアを提供する『うれしート』を設定するそうです。明らかに10~20分おきに頻発する近鉄特急への対抗ですし、京都~奈良間を移動する観光客がが多いのも有料座席拡大の一因ではないかと思います。JRだとすべての快速列車が奈良駅へ行くのでわかりやすい・転換クロスシートの221系で運転(※ダイヤ混乱時を除く)のが大きな強みですね。
うれしートってなんやねん?
ところで、うれしートってなんやねん?とおっしゃる方のために、以下にニュースリリースに掲載されているイメージ図を表示しておきます。
JR京都線・神戸線
通勤特急「らくラクはりま」号
JR神戸線の平日の朝夕通勤時間帯に、網干・姫路駅と大阪・新大阪駅を結ぶ通勤特急「らくラクはりま」を増発します。
こちらの「らくラク」通勤特急は好評のようですね。増発されるのは、網干6:53発・姫路7:06発、新大阪8:23着の2号と、新大阪18:46発・大阪18:52発、姫路19:55着・網干20:08着の1号です。
「うれしート」
平日の朝と夕夜時間帯に、野洲・京都駅から大阪・三ノ宮・姫路駅方面へ、「快速 うれしート」を新たに設定します。あわせて、既に導入している網干・姫路駅から三ノ宮・大阪駅方面の列車の本数を拡大します。
下り(大阪・神戸方面)の対象列車は、野洲発が4:46発姫路行き、5:08発網干行き、5:52発網干行き、6:13発網干行き、16:19発網干行き、17:19発姫路行き、18:19発網干行き、19:19発網干行きです。
上り(大阪方面)の対象列車は、網干5:57発米原行き、姫路6:41発野洲行き、網干6:45発米原行きです。
※いつの間にかJR神戸線の快速列車に「うれしート」が設定されてたようですね。今回はこの3本が増発され、姫路から大阪へ7本に「うれしート」が設定されることになります。ただし、着席保証があるのは大阪駅までで、大阪駅から先は保証がないのでご注意くださいとのことです。
福知山線
特急「こうのとり」号
朝夕通勤時間帯の特急「こうのとり」が中山寺駅と川西池田駅に新たに停車します。
2駅の利用者の方には大変申し訳ないのですが、いくらなんでも特急を止めるほどの駅ではないと思います。着席であれば阪急宝塚線の川西能勢口駅から始発の通勤特急がありますし、後述するうれしートの設定もなされたので、そちらで十分ではと考えます。特急列車なのに停車駅が多いのはストレスにもつながりますね。
「うれしート」
平日の朝に篠山口・三田駅から大阪駅方面へ、夕夜に大阪駅から三田・篠山口駅方面に「快速 うれしート」を新たに設定します。
- 朝の対象列車は、大阪駅に6:38着(篠山口5:26発)、7:55着(三田7:10発の)それぞれ丹波路快速・快速です。
- 夜の対象列車は、大阪駅が18:24発・54発、19:24発、20:24発、21:24発の丹波路快速です。
嵯峨野線
「うれしート」
平日の朝に園部・亀岡駅から京都駅方面へ、夕夜に京都駅から亀岡・園部駅方面に「快速 うれしート」を新たに設定します。
なお、京都駅から亀岡・園部駅方面の列車につきましては、先頭車両の前寄りに設定します。
- 朝の対象列車は、京都駅に7:43着(園部7:06発)、7:54着(園部7:17発)の快速です。
- 夜の対象列車は、京都駅が19:09発、20:09発の快速です。
南アーバン 普通列車など
梅田貨物線・大阪環状線・ゆめ咲線
「エキスポライナー」を設定します
東海道・山陽新幹線をはじめとした各地からの結節点である新大阪駅と桜島駅間を結ぶ「エキスポライナー」を設定します。
新大阪駅や大阪駅から乗り換えすることなく桜島駅までお越しいただけます。桜島駅から万博会場までは、駅シャトルバスをご利用ください。
新大阪から梅田貨物線経由で朝は30分に1本、昼間は1時間に1本、大阪・関西万博会場への最寄となる桜島駅へ直通列車が設定されます。時刻表は以下の通りです(平日)。
梅田貨物線を323系が臨時列車として通るのは珍しいですね。以前はこのルートを201系USJラッピング列車が臨時列車として通ったことがありました。
大阪環状線・JRゆめ咲線・阪和線
大阪環状線では平日の朝に2本と夜に3本、JRゆめ咲線では平日の夜に2本増発します。土休日も、多くのお客様のご利用が見込まれる時間に合わせて増発します。
大阪環状線の朝(平日)は、天王寺7:32発と8:19発の外回り列車が増発列車です。夜は、天王寺20:57発と21時27分発・36分発が増発列車です。
JRゆめ咲線(平日)では、19時~21時の間の毎時15分がエキスポライナー、19:56発西九条行きと、21:53発大阪環状線直通が増発列車です。
阪和線の朝(平日)は、7:37発の快速天王寺行きが増発されます。
そのほかのエリア
瀬戸大橋線(宇野線)
特急うずしお号
岡山・高松~徳島を結ぶ特急『うずしお』号ですが、岡山発着の1往復が高松発着に短縮されます。これにより、岡山から徳島方面へは、高松で乗り換えが必要になりました。また、宇多津駅での増解結も見られなくなります。
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