阪神電鉄では、2020年(令和2年)3月14日(土)にダイヤ改正を行います。
1.土休日のほぼ全時間帯で、阪神本線6両編成の快速急行を8両編成で運行します。
近鉄奈良~阪神神戸三宮間を結ぶ快速急行は、基本的に6連で運転されています。
朝夕の利用の多い時間帯は、近鉄奈良線・難波線と阪神なんば線内は8連・10連に増結し、尼崎で増結車を切り離しています。また、近鉄奈良線の快速急行は、土休日ダイヤにおいてはもともと8連で運転されていました。阪神と直通運転してからは、6連に短縮されたり車長の短い車両が入り、混雑が激しくなっています。
▼10連で運転される快速急行 先頭は阪神・近鉄つながって10 周年記念ロゴ列車
今度のダイヤ改正では、最大6両編成した対応していない阪神本線の駅ホームの延伸を行うことで、8連を神戸三宮まで走らせることが可能になります。ホームが延伸される駅は、快速急行停車駅のうち武庫川、今津、魚崎の各駅です。なお、芦屋については、ホームの両端が踏切であることから延伸が難しく、通過になる公算が高くなっています。阪神なんば線開業前の快速急行は、芦屋を通過して青木に停車し普通と連絡していました。通過後は、神戸方面は特急を、尼崎方面は特急か普通を利用し、西宮で乗り換えることになります。
▼芦屋に到着する快速急行 ホームの前後に踏切があります。
尼崎での増解結時間がない分、所要時間が平均4分短縮されるとのことです。ただし、10連運転時には、現状通り尼崎で増解結されることになりますが、10連が残るかかどうかが気になるところですね。
▼8連で運転される快速急行 来年のダイヤ改正ではこの姿が阪神本線でも見られる
2.平日・土休日の朝・夕時間帯に快速急行の増発、運行区間延長等を行います。
『快速急行の運転時間帯を拡大しますので、通勤やレジャー、野球観戦にご利用ください』
恐らく朝7時台や夜20時台後半以降に快速急行を運転すると思われます。現在尼崎止めになっている列車を神戸三宮まで延長するのでしょう。甲子園や大阪ドームのナイター試合やコンサートの帰りには便利になりそうです。ただ、難波始発が減るのは着席機会が減ることになり困りますね(特急を使ってということでしょうけど)
それか、神戸三宮から高速神戸や新開地に延長する可能性もあります。普通を神戸三宮止まりとし、代わりを快速急行に担わせます。こうすることで、神戸電鉄方面からも便利になります。
詳細は1月下旬のプレスリリースで発表になるようです。
【阪神発表】