新幹線
東海道・山陽・九州新幹線
首都圏~山陽・四国エリアの所要時間を短縮します
定期「のぞみ」の乗車時間を短縮するとともに、岡山駅で「マリンライナー」との乗換時間を改善することで、首都圏から山陽・四国エリアへの移動全体の所要時間を短縮します。
東京~高松間が4時間30分かかってたのが、4時間24分と6分短縮されるようです。岡山駅の乗り換え時間が結構長かったような気がするので改善ですね。ただ、宇野線が単線が多い故、ダイヤが乱れると急がされることもあるので、そちらの方も改善を望みたいです。
「のぞみ」「みずほ」「さくら」の最大運転本数を 1 時間あたり上下各 9 本に拡大
臨時「のぞみ」の運転本数を 1 本増やし、1 時間あたりの「のぞみ」「みずほ」「さくら」の最大運転本数を上下各 8 本から 9 本に拡大します。
18時台の臨時のぞみ号は、ダイヤ改正前は3本のみでしたが、改正後は最大4本設定されます。のぞみ号が増発されるのはありがたいのですが、お客さん的には指定席の座席がゆったりしている「さくら」号の増発の方がありがたいかもしれませんね。。
N700Sで毎日運転する直通「のぞみ」をお知らせ
N700S系に乗りたいときは大変助かりますね。
さくら号新規停車駅の追加
さくら547号(新大阪8:53発→鹿児島中央12:53着)が、新たに西明石駅に停車します。これまでは臨時列車のみ停車でしたが、今回から定期列車が停車になり、九州へのアクセスが良くなりますね。西明石駅9:14発です。
一部列車の運転を見直し
以下の列車は、定期列車から毎日運転される臨時列車に変更されます。運転日・運休日はご利用状況に合わせて決められるようですね。
新大阪→博多
- ひかり501号 新大阪→岡山間
- ひかり535号 岡山→広島
- みずほ603号
- みずほ609号
- みずほ611号
- みずほ613号
博多→新大阪方面
- ひかり502号 岡山→新大阪間
- のぞみ84号(要確認)
- みずほ602号
- みずほ604号
- みずほ606号
- みずほ612号
一部の「みずほ号」が毎日運転の臨時列車に格下げされます。関西から九州へ再速達で運転されますが、主要駅にこまめにとまる「さくら号」のほうが需要があるのかもしれませんね。「みずほ号」臨時列車変更に伴い、2022年ダイヤ改正で臨時列車に格下げされた「さくら号」は定期列車に格上げされています。
運転取りやめ・運転区間の変更
- ひかり590号レールスター 小倉→新下関発に変更
- こだま770号 運転取りやめ 他の列車で乗車機会を維持
ひかり590号は、通過駅がついに厚狭駅のみとなりました。一駅だけ通過なら、いっそのこと「こだま号」に変更してもよさそうですが・・
こだま770号の取りやめ理由にある、「ほかの列車で乗車機会を維持」とあります。続行列車となるひかり592号を厚狭駅に止めれば維持できますが、プレス発表には記載はなく、気になるところです。(まさか在来線の列車に乗れはないと思いますが・・・)
在来線特急
紀勢本線(きのくに線)「くろしお号」、関西空港線「はるか号」
「くろしお」号・「はるか」号が大阪駅に停車
大阪駅に、新たにうめきた地下ホームが開業し、
特急「はるか」「くろしお」が新規停車します。
大阪駅をかすめるように通り過ぎていた特急列車に、新大阪駅もしくは西九条駅まで行かなくても乗車できるようになります。
関西空港駅から関空快速で約71分かかっていた大阪駅までの所要時間は、特急「はるか号」利用で約47分と、24分短縮されます。また、和歌山駅から紀州路快速で約89分かかっていた大阪駅までの所要時間は、特急「くろしお号」利用で約56分と、なんと33分短縮されます。
「はるか号」と「くろしお号」が大阪駅新ホームに乗り入れることにより、大阪駅から関西国際空港や和歌山・白浜方面への利便性が大幅に向上することで、特急列車の利用率が高くなることが期待されます。逆に、朝晩の通勤利用も大変便利になりますね。「はるか号」は朝は草津・野洲発の設定があるので、滋賀県内や京都駅から大阪駅までの有効列車が増えます。
*なお、「くろしお号」の一部は西九条駅に止まっていましたが、通過に変更されます。
*「はるか12号」「はるか43号」は、日根野・和泉府中駅に追加停車します。
播但線・山陰本線「はまかぜ号」
特急「はまかぜ1号」の時刻を繰り上げることで、大阪駅から豊岡・城崎温泉での滞在時間を約1時間 40 分拡大します。
あわせて、行き先についても鳥取行きとし、乗り換えなしに 12 時台に到着します。これにより山陰エリアへのご旅行が、より便利になります。
特急はまかぜ1号の時刻が大幅に繰り上がります。改正後は大阪駅発車時刻が7時48分発となり、行先が浜坂から鳥取に延伸されます。
この時刻は、臨時特急「カニかにはまかぜ号」のスジで、大阪や三ノ宮からは7時台・8時台に発車となりました。少し早いような気もするのですが、城崎温泉の日帰り旅行をする場合、滞在時間が1時間40分も長くなるのでゆったり観光が楽しめそうですね。
また、城崎温泉に宿泊して、鳥取方面への利用も大変便利になります。いままでは浜坂乗り換えで普通列車で2時間以上要していたのが、特急はまかぜ号が直通することで、1時間19分で結ばれることになります。
このように、ダイヤ改正で「はまかぜ1号」は様々なシーンで便利な列車になりそうですね。
ダイヤ改正後のはまかぜ号行先一覧
大阪→鳥取・香住・豊岡
- はまかぜ1号・・大阪7:48→鳥取12:08
- はまかぜ3号・・大阪12:33→香住15:32
- はまかぜ5号・・大阪18:04→豊岡21:04*
*豊岡から先鳥取までは普通列車と接続
城崎温泉・浜坂・香住→大阪
- はまかぜ2号・・城崎温泉7:13→大阪10:01*
- はまかぜ4号・・鳥取12:57→大阪17:05
- はまかぜ6号・・香住16:52→大阪20:05
*鳥取から先城崎温泉までは普通列車と接続
東海道線(JR京都線・琵琶湖線)・高山本線
大阪駅~高山方面で運転している特急「ひだ」の車両を、新型のHC85 系に置き換えます。これにより、下呂・高山方面のご旅行が、より快適になります。
現在のキハ85系による運転から、新型車両HC85系に置き換えられます。置き換えスピードが速いですね。
特急の項目でも触れた大阪駅新ホームに、おおさか東線の列車が乗り入れます。また、「直通快速」はJR淡路駅に新規停車し、座席数の多い8両クロスシート車両に変更されます。車両は221系を充当すると思われます。
久宝寺駅では、「大和路快速」とおおさか東線の両列車が大阪駅に行くことになり、大変便利になりそうですね。また、放送でどのように区別するかも注目です。
奈良線
2013 年より事業に着手している奈良線の JR 藤森~宇治、新田~城陽、山城多賀~玉水間の複線化工事が完了します。京都~城陽駅が複線となり、対向列車との待ち合わせ解消による所要時間の短縮や、安定運行に繋がり、より便利にご利用いただけるようになります。
朝ラッシュ時の本数について
列車の増発
京都~宇治間で1往復増発、宇治行き2往復を城陽駅まで延長運転します。
城陽駅では、7:05分発普通京都行き、7:27分発区間快速京都行きが増発となります。
城陽→京都間でのダイヤ改正前後比較
快速・区間快速
- 所要時間・・26分~28分→26分
- 運転間隔・・16~20分間隔→概ね12分間隔
普通
- 所要時間・・34分~47分→31分~38分
- 運転間隔・・7~33分間隔→12分~17分間隔
「みやこ路快速」の所要時間短縮
京都→奈良
改正前は45分、改正後は44分と、1分短縮
奈良→京都
改正前は49分、改正後は44分と、5分短縮
*みやこ路快速も複線化でスピードアップしますね。奈良発が大幅にスピードアップしていますが、恐らく棚倉駅での行き違いが廃止され、玉水~山城多賀間ですれ違うようになるのではと思われます。
北アーバン地区 各路線普通列車
琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線
1日あたり2往復運転している新快速「Aシート」を6往復に拡大します。平日の姫路方面から大阪駅に7:00~9:00 に到着する時間帯および姫路方面へ大阪駅を19:00~21:00 に発車する時間帯において、現行の1本から3本に拡大します
新快速Aシートが好評なのか、ついに増発されることになりました。イメージ画像を見ると、今度は改造車ではなく、225系として新造されるようです。この改造車でテストし、新造車を作る流れは、京阪電鉄のプレミアムカーと同じ流れですね。
ダイヤ改正後、朝ラッシュ時の大阪駅7:07着・7:53着の新快速に新たにAシートが提供されます。特急「らくラクはりま号」、8:43着の新快速6号と合わせると、概ね30分に1本、座席指定の列車が来ることになります。
また、夕・夜ラッシュ時の新快速にもAシート列車が増発されます。大阪駅19:30発・20:30発・21:00発の新快速姫路方面の列車がAシート列車です。
Aシート列車は、こちらのPDF12ページ目に時刻が記載されていますが、朝ラッシュ時の姫路・神戸方面から大阪への利用は便利なのですが、逆に滋賀・京都方面からの朝ラッシュ時には設定がなく、大阪駅に到着するのが10:00・10:45分ごろになっています。どちらかというと特急列車の本数が少ないJR神戸線を、Aシートで補完するような形になっていますね。今後もAシートの人気が高まれば、京都方面からの朝ラッシュ時に便利な時間に設定されるかもしれませんね。