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JRグループ、2024年(令和6年)3月12日にダイヤ改正

北陸新幹線E7系 JR西日本
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JRグループでは、2024年(令和6年)3月16日にダイヤ改正を行います。
北陸新幹線E7系

新幹線

 

北陸新幹線

新たに金沢駅~敦賀駅間が開業します。

新設駅は、「敦賀」・「越前たけふ」・「福井」・「芦原温泉」・「加賀温泉」・「小松」で、特急「サンダーバード」号が停車していた主な駅に駅が新設されています。大阪からは、福井で約3分、金沢で約18分、富山で約27分の所要時間短縮となります。

つるぎ号

敦賀駅で、特急「サンダーバード」や「しらさぎ」と乗り換え可能な「つるぎ」を25往復運転します。新幹線開業による速達効果と、敦賀駅での特急と新幹線の スムーズな乗り換えにより所要時間を短縮します。

「つるぎ」号は、敦賀~金沢間25往復、敦賀~富山間18往復運転されますが、それ以外にも特急連絡のない「つるぎ」号が5往復運転されます。なお、今まで北陸新幹線の速達列車と言えば「かがやき」号というイメージでしたが、敦賀延伸開業に伴い、「つるぎ」号にも通過駅が設定されます。敦賀~富山間で福井・金沢のみ停車の速達タイプが9本(うち4本が金沢止まり)、各駅停車タイプが16本運行されます。また、「つるぎ」号にもグランクラスの設定がなされますが、アテンダントや軽食飲料の販売は無いようです。

かがやき号・はくたか号

今回の延伸区間である敦賀~金沢間には、「つるぎ」号だけではなく、東京発着の「かがやき」号・「はくたか」号も14往復乗り入れます。「かがやき」号9往復のうち、敦賀~金沢間で福井のみ停車の速達タイプが5本、途中駅追加停車タイプが計4本運行されます。各駅停車の「はくたか」号は5往復となります。

 

在来線特急・在来線有料列車など

北陸本線「サンダーバード」号・「しらさぎ」号

上記北陸新幹線の延伸開業に伴い、敦賀~金沢・和倉温泉間の運行が終了し、すべて敦賀止まりとなります。さらに、敦賀・福井~金沢間で運行していた「おはようエクスプレス」・「おやすみエクスプレス」・「ダイナスター」号は運行を終了します。

また、両列車ともダイヤ改正以降は自由席が廃止され、すべて指定席のみとなります。

気になる敦賀駅での乗り換えですが、特急列車は新たに新設したホームに発着し、北陸新幹線とは上下移動のみ所要時間が8分で乗り換えできるようになるそうです。

敦賀駅の乗り換え

*JR西日本プレスリリースより

サンダーバード号・しらさぎ号の時刻はこちらのプレスリリースをご覧ください。

683系サンダーバード号

また、「しらさぎ」号のうち、北陸新幹線に連絡しない列車は廃止されるようで、代わりに臨時快速が運転されます。途中停車駅はありません。

敦賀6:33発米原行き(しらさぎ52号の代替)、米原22:48発敦賀行き(しらさぎ65号の代替)

嫌な予感がするのですが、将来的に特急「しらさぎ」号を廃止して、すべて快速で賄う可能性もありますね。

北陸新幹線が敦賀まで開業するため、大阪から金沢へは今までより早く行けるようになるのはありがたいですね。ただ、今まで乗り換えなしで行けてたのが、今度は敦賀で乗り換えが必須となります。できるだけ上下移動のみで済むように設計されてはいますが、やはり面倒なものですね。特に七尾・和倉温泉へは、敦賀と金沢で2回も乗り換えが必要となるので、特に不便を感じます。逆に東京方面は敦賀まで直通なので、大阪方面は北陸からは不利となります。東京一極集中により、北陸から関西への流動やビジネスなどが寂れていかないか心配です。

また、特急「サンダーバード」号は、強風が吹くと湖西線からJR琵琶湖線・北陸本線米原駅に迂回し、30分~40分余計にかかってしまいます。そうなると、敦賀で連絡の新幹線に乗れない事態となりますが、自由席へ誘導するのでしょうか。それとも新幹線を待たせるのでしょうか?気になります。

大和路線

「らくラクやまと」号

平日の朝夕通勤時間帯に、奈良駅と天王寺駅を経由し、大阪・新大阪駅を結ぶ通勤特急「らくラクやまと」を新設します。

大和路線には以前、「やまとじライナー」というライナー列車が運行していました。2011年の廃止後は「まほろば」号という観光目的の特急列車は運行されていますが、通勤客の着席サービスを提供する列車は設定されていませんでした。

ところが、今年の10月23日より、平日朝の区間快速・直通快速に有料座席サービス「うれしート」が設定されました。JR京都線・神戸線の新快速Aシートが好調なことから、座席指定サービスが無くなった大和路線でも試行したものと思われます。今回の通勤特急「らくラクやまと」号は、「うれしート」が好評だった結果でしょうね。

通勤特急「らくラクやまと」号は、平日のみ運転です。奈良から天王寺まで快速と同じ停車駅で、大阪駅はうめきた地下ホームに発着し、新大阪までを1往復します。朝が奈良7:16発新大阪行き、夜が新大阪19:43発奈良行きとなります。

287系まほろば号

大和路線・おおさか東線「うれしート」

2023年10月23日より、大和路線とおおさか東線の平日朝通勤時間帯に導入している有料座席サービス「快速 うれしート」の運転本数を拡大するとともに、土休日にも設定します。

現行では平日の奈良発区間快速2本と直通快速2本に設定されている有料座席サービス「快速 うれしート」ですが、今回のダイヤ改正で平日6時台に設定が増え、さらに、土休日にも設定されることになりました。やはり好評のようですね。

平日
  • 奈良発区間快速:6:36発・6:48発・7:48発
  • 奈良発直通快速:6:12発・6:42発・7:05発・7:30発
土休日
  • 奈良発大和路快速:7:00発・8:00発・9:00発
  • 奈良発直通快速:7:24発・8:24発・15:48発・16:48発

紀勢本線(きのくに線)「くろしお号」、関西空港線「はるか号」

「くろしお」号

夕通勤時間帯の特急「くろしお」の和泉府中駅停車を拡大します。これにより、特急「はるか」とあわせて、平日の 通勤や休日のお出かけが、さらに便利になります。

特急くろしお21号(新大阪17:13発、天王寺17:35発)以降のすべての列車が、新たに和泉府中に停車します。特急くろしお号は、年々阪和間の通勤特急になりつつありますね。

287系くろしお号

「はるか」号

特急「はるか」では、一部の列車を毎日運転の臨時列車としています。ご利用状況を鑑み、30往復60本のすべての列車を毎日運転する定期列車とし、9両編成での運転も継続します。

関西空港から関西を訪れる観光客などが増えた影響で、「はるか」号は臨時列車の設定もありながらの30分間隔で運転されています。この度ダイヤ改正で、すべて定期列車に戻ることになりました。9両編成での運転も継続とのことで、271系・281系付属編成も連日稼働しているようで大変うれしい限りです。

281系+271系はるか号

東海道・山陽本線(JR京都線・琵琶湖線)

スーパーはくと号

近畿圏から鳥取・倉吉エリアを結ぶ特急「スーパーはくと」を、大阪駅~鳥取駅間で1往復増発するとともに、これまで週末を中心に運転していた臨時列車を毎日運転することにより、大阪駅~鳥取駅間を8往復で運転します。これにより、ビジネスやご旅行など、より便利にご利用頂けます。なお、一部の列車については、京都駅~大阪駅間の運転を取りやめます。

特急スーパーはくと号の運転区間を短縮する代わりに、大阪~鳥取間で増発するようですね。京都~大阪間は着席して移動したいときに便利だったのですが、今回は京都発着便が朝晩に限られるようになりました。また、ダイヤ改正以降は自由席が廃止され、すべて指定席のみとなります。

京都発→倉吉行き
  • 1号:7:06発倉吉行き
  • 3号:8:50発倉吉行き
倉吉・鳥取→京都行き
  • 14号:鳥取16:25発京都行き
  • 16号:鳥取18:40発京都行き

特急スーパーはくと

通勤特急「らくラクはりま」号

平日の朝夕通勤時間帯に姫路駅~新大阪駅間で運転している通勤特急「らくラクはりま」の 運転区間を網干駅~京都駅間に延長します。また、夕通勤時間帯の運転時刻を変更します。

ダイヤ改正後の京都行きは、網干6:08発、姫路6:21発、大阪7:21発、京都7:54着に、網干行きは京都発が19:35発、大阪発が20:06発、姫路着が21:09着、網干着が21:21着となります。使用車両が京都総合車両所の289系なので、回送区間となる新大阪~車庫間を有効活用した形となります。大阪~京都間の乗客をも取り込もうと考えたのでしょうね。

通勤特急「びわこエクスプレス」

平日朝夕通勤時間帯に大阪駅~米原駅で運転している通勤特急「びわこエクスプレス」の 列車名を通勤特急「らくラクびわこ」に変更します。また、より多くのお客様にご利用いただけ るよう、一部夕通勤時間帯の運転時刻を変更します。

JR西日本のライナー格上げ通勤特急の元祖的存在の「びわこエクスプレス」ですが、新ブランドの「らくラク~」に名前を統一するようですね。

「びわこエクスプレス」は大阪駅20:36発草津行きと21:36発米原行きの2本が夜に設定されていますが、ダイヤ改正後は「らくラクびわこ2号」が大阪駅19:20発、米原20:48着、「らくラクびわこ4号」が大阪駅20:36発草津21:29着となります。

南アーバン地区 各路線普通列車

桜島線(ゆめ咲線)

JRゆめ咲線では、平日の朝通勤時間帯に、1時間あたり8本から10本へ増発します。また、これに伴い、同時間帯に運転している大阪駅からJRゆめ咲線に直通する列車の行先を、大阪環状線内回り(天王寺方面行き)に変更するなど、一部列車の行先や運転時刻を変更します。 なお、行楽シーズンや沿線イベント開催時には、ご利用にあわせて、臨時列車の運転を行い ます。

西九条7:32発と8:29発がそれぞれ増発されます。

おおさか東線

奈良駅から大和路線、おおさか東線を経由し、大阪駅まで運転している「直通快速」が城北公園通駅に新たに停車します。

昨年はJR淡路駅に新規停車した直通快速ですが、今年も停車駅が増えました。15分間隔の普通電車では混雑が激しいので、直通快速を止めたのでしょうか?そのあたりの事情がよくわからないので何とも言えませんが、やたらと停車駅を増加させるのはあまりよろしくないと思いますね。。

奈良線

奈良線では、平日の夕通勤時間帯の京都駅発宇治駅行の列車を城陽駅行に延長します。

京都19:36発宇治行きが城陽駅まで延伸されます。宇治駅での快速待ち合わせなどは無く、城陽駅まで逃げ切るようです。

北アーバン地区 普通列車

山陰本線(嵯峨野線)

嵯峨野線では、多くのお客様のご利用が見込まれる昼間時間帯に、 京都駅~嵯峨嵐山駅間の普通列車を6往復12本増発し、普通列車を 約15分間隔で運転します。また、6・8両編成で運転する列車の本数を増やします。

再び日中に嵯峨嵐山行きが設定され、概ね9時台~15時台の京都~嵯峨嵐山間が15分間隔で運転されるようになりました。座席数の少ない223系2500番台も転属したので、観光シーズン時の混雑緩和に大きく貢献しそうですね。

221系嵯峨嵐山行き

 

 

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