近鉄では、7月3日にダイヤ変更を行います。その約2週間前となる今日、近鉄ホームページでダイヤ変更後の時刻表が掲載開始となりました。今回のダイヤ変更では、最近の利用状況を勘案し、特に深夜帯の列車の減便や、定期特急列車の臨時化(=「お客さまの需要に応じて運転する特急)が行われます。今回は、難波線・奈良線を見ていこうと思います。関連記事:【近鉄】2021年ダイヤ変更の詳細発表
特急列車(阪奈)
廃止or臨時格下げ列車
【平日】
- 難波→奈良行・・9:40発、22:00発、23:00発
- 奈良→難波行・・21:30発、22:00発、22:48発
【土休日】
- 難波→奈良行・・9:40発、13:40発、14:40発、15:40発、16:55発、23:00発
- 奈良→難波行・・6:32発、11:25発、12:25発、13:25発、14:25発、15:25発、16:25発、20:48発、21:50発
阪奈特急は予想通り、昼間と深夜帯、運行時刻が近接してる便が削減になりました。そして、全日とも難波9:40発の便が廃止になりました。奈良への観光客を狙った設定だったと思いますが、利用は芳しくなかったのでしょう。しかも、今回から新設の阪伊甲特急が似たような時間に設定されたので、臨時で運転されるとすれば、別の時間に設定される可能性があります。
阪奈特急ひのとり
平日
難波→奈良
難波17:20発、18:40発、20:45発、22:40発
奈良→難波
奈良8:07発、8:43発、19:43発
土休日
難波→奈良
難波20:45発、21:40発、22:40発
奈良→難波
一般列車(主な内容)
一般列車の変更点について、気になった部分を列挙いたします。すべてがすべて掲載するのは不可能なので、ご容赦ください・・【平日】
- 難波6:22発大和西大寺行き快速急行が新設
- 難波22:57発大和西大寺行き区間準急が廃止
- 難波23:05発奈良行き急行が準急に格下げ
- 奈良6:46発難波行き区間準急が新設
- 瓢箪山始発普通は、5:15発、6:14発、7:08発の3本のみ
*14時~17時台で、東花園始発準急が設定されており、奈良方面から来た普通と接続します。15時台以降は8両編成となっており、大阪難波で折り返し奈良行き急行となるものとみられます。このような運用になった原因として、大和西大寺か奈良での増結作業が廃止になった可能性があります。【土・休日】
- 難波8:25発大和西大寺行き準急を8:34発奈良行き準急に変更
- 難波8:34発東花園行き普通が廃止
- 難波18:47発の石切行き普通を大和西大寺行きに延長
- 難波19:44発奈良行き準急が新設
- 難波19:51発の奈良行き急行が、19:54発の奈良行き準急に格下げ
- 難波20時台発の急行3本が廃止。無料優等列車は快速急行と準急のみ
- 難波21:27発の東生駒行き普通を廃止
- 難波22:21発の奈良行き急行を廃止
- 難波23:11発の奈良行き快速急行を、23:04発奈良行き準急に格下げ
- 難波23:25発の奈良行き急行を、23:20発奈良行き準急に格下げ
*19時以降は急行の準急格下げや廃止が目立ち、20時台は急行3本すべてが廃止されており、快速急行2本と準急4本のみとなっています。どの準急も大和西大寺まで先着しているようで、廃止された急行の補完ができています。急行は、難波~石切間では、準急とは停車駅があまり変わらないうえ、奈良県内では準急の場合各駅に停車できるので、統合の対象になったのでしょう。*いつの間にか、瓢箪山行き普通がなくなってたんですね・・。