【急行】の運転区間短縮
大阪阿部野橋~吉野間を運転する【急行】の一部が、橿原神宮前までに短縮されます。
橿原神宮前~吉野間はワンマン普通で代替となり、吉野線全線でワンマン運転が始まります。
橿原神宮前止めとなる急行の本数
平日
・大阪阿部野橋発吉野行き急行の行先を橿原神宮前行きに変更して運転する列車
計6本
・吉野発大阪阿部野橋行き急行の始発駅を橿原神宮前発として運転する列車
計3本
・橿原神宮前~吉野間(橿原神宮前~吉野口、壺阪山間を含む)を運転する一部列車
を2両編成(ワンマン運転)に変更
橿原神宮前発 吉野行き:計12本
吉野口行き:1本
壺阪山行き:1本
吉野発 橿原神宮前行き:計12本
吉野口発 橿原神宮前行き:1本
壺阪山発 橿原神宮前行き:1本
土・休日
・大阪阿部野橋発吉野行き急行の行先を橿原神宮前行きに変更して運転する列車
計3本
・吉野発大阪阿部野橋行き急行の始発駅を橿原神宮前発として運転する列車
計4本
・橿原神宮前~吉野間を運転する一部列車を2両編成(ワンマン運転)に変更
橿原神宮前発 吉野行き:計10本
吉野発 橿原神宮前行き:計10本
準急の運転区間短縮
大阪阿部野橋~橿原神宮前間を運転する【準急】の一部が、古市までに短縮されます。
古市~橿原神宮前~間はワンマン普通で代替となり、日中時にワンマン普通が復活します。
平日
・大阪阿部野橋発橿原神宮前行き準急の行先を古市行きに変更して運転する列車
計10本
・橿原神宮前発大阪阿部野橋行き準急の始発駅を古市発に変更して運転する列車
計12本
・古市~橿原神宮前間(古市~御所間、尺土~橿原神宮前間を含む)を2両編成(一
部ワンマン運転)で運転する普通列車
古市発 橿原神宮前行き:計27本
古市発 御所行き:1本
尺土発 橿原神宮前行き:計2本
橿原神宮前発 古市行き:計30本
橿原神宮前発 尺土行き:計2本
御所発 古市行き:1本
土休日
・大阪阿部野橋発橿原神宮前行き準急の行先を古市行きに変更して運転する列車
計12本
・橿原神宮前発大阪阿部野橋行き準急の始発駅を古市発に変更して運転する列車
計14本
・古市~橿原神宮前間(古市~御所間、尺土~橿原神宮前間を含む)を2両編成(一
部ワンマン運転)で運転する普通列車
古市発 橿原神宮前行き:計24本
古市発 御所行き:計4本
尺土発 橿原神宮前行き:計2本
橿原神宮前発 古市行き:計29本
御所発 古市行き:計3本
▼ダイヤ変更で古市止めが増える橿原神宮前行き準急
普通の運転区間短縮
【平 日】大阪阿部野橋13時51分発および16時11分発の古市行き普通列車の行先を、藤
井寺行きに変更します。また、古市14時20分発および16時31分発の大阪阿部
野橋行き普通列車の古市~藤井寺間を取り消し、始発駅を藤井寺発に変更します。
さいごに
前回2021年7月3日のダイヤ変更から9ヵ月でのダイヤ変更発表でした。。前回のダイヤ変更では、急行が一部区間急行に格下げされ、大阪阿部野橋~岡寺以遠へは橿原神宮前で乗り換えが必要に、古市~橿原神宮前のワンマン普通が昼間は廃止されました。それからわずかの間に再びダイヤ変更ということで、昨今の厳しい情勢でさらなる削減が必要になったものと思われます。
南大阪線・吉野線・長野線は今までパターンダイヤで利用しやすく、各地へ列車が乗り換えなしで直通している大変便利なダイヤでした。それが魅力でもあったのですが、特に吉野線内で維持するのが困難になったのでしょう。それでも、阿部野橋口は10分間隔や橿原神宮前での連絡を維持していますので、さぞかし大変だっただろうと思われます。
昼間10時台~15時台の急行は区間急行に格下げされていますので、その前後を走る一部の急行が、橿原神宮前発着になると予想します。橿原神宮前~吉野間のワンマン普通の本数については、現在橿原神宮前行き区間急行がそのまま吉野行き普通に化けて吉野線へ直通している分を合わせた本数と思われます。
また、橿原神宮前行き準急にまで踏み込んだのが一番の驚きでした。こちらについては、現状で2両の列車があることから、わざわざワンマン普通を復活させなくても・・と思われるかもしれませんが、車掌を乗務させなくてもいいことと、一番の理由が、古市駅名物の【連結・切り離し】を取りやめたい意図があるように思います。【連結・切り離し】は近鉄をはじめ、阪急や阪神でも縮小傾向にあります。乗客が減少する中、要員削減は緊急の課題となっているのでしょう。
ただ、吉野線は4月の桜シーズンは臨時の快速急行を出すほど大変混雑しますので、その際は臨時ダイヤを組む可能性もあります。
後ろ向きなダイヤ変更が続きますが、景気が良くなって明るいニュースが増えてほしいと思う今日この頃です。