9月28日、近鉄京都線宮津駅横にある宮津車庫にて、『新型一般車両 8A系 有料撮影会 in 宮津車庫』が開催されました。現在製造されている8A系3編成を並べた、デビュー前の貴重な機会となりました。
【近鉄発表】
先頭車
▼宮津車庫に並ぶ新型車両8A系。左から第1編成・第2編成・第3編成の順です。
今までの近鉄にはないスタイリッシュなデザインです。
▼反対側の先頭車には連結ホロが装着されており、違った印象を受けます。
左側から撮影。前照灯のあたりがよくわかるかと思います。
前面上部
▼種別・行先がセットになった大型行先表示器になっており、見やすいですね。行先は日本語+英語+駅ナンバーがセットです。その行先表示機の左右には種別灯となっています。
前面下部
▼前面運転台窓下部には車番が、車掌台下部のほうには近畿日本鉄道のロゴが入っています。
斜めの前照灯は新鮮ですね。なんとなく京阪3000系・13000系を想像させますが、あちらは湾曲していることから、直線的な8A系とは異なる印象です。
しかし、乗務員室後ろの窓が貫通扉部分しかないようで、前面展望がしづらいのは困りましたね。。
側面
▼先頭車の乗務員扉付近。先頭からだと転落防止ホロでわかりづらいですが、複雑な形状がよくわかりますね。
▼8A系側面。開発にかかわられた方もおっしゃっていましたが、従来の近鉄電車と変わらない雰囲気ですね。
▼モ8A2形は制御車です。VVVFインバータ制御装置は反対側にありました。
▼サ8A3形は付随車になります。
▼8A系連結部。互い違いの転落防止ホロが取りつけられています。近鉄の車両で初めて連結部上部に車番が掲載されています。
▼8A系側面には、近鉄ロゴが掲出されています。これはけいはんな線7000系・7020系以来になりますね。
▼近鉄の車両として初めて、半自動ドアが設定されています。写真はそのドアが閉まってる場合に開けるボタンになります。真夏や真冬にはうれしい設備ですね。
▼8A系には、やさしばというスペースがあります。大きな荷物やベビーカーをお持ちの乗客向けのスペースが「やさしば」です。それを知らせるシールが貼られていました。
8A系の車内には入れませんでしたが、L/Cカーの設備となっているようです。
行先表示機
フルカラーの行先表示器です。駅名が上にずれてるところに違和感を感じました。
▼ひらがな表示も出せます。漢字とひらがなを2段で出せばいいのでは・・と思いました。
▼英語表記。
メカニックなところ
8A系の台車。
▼8A系のシングルアームパンタ。
制御車に搭載されれるVVVFインバータ制御装置。三菱製ですね。
以上、ざっと8A系撮影会で撮った写真をまとめました。あのお値段ならば車内も公開してほしかったですね。大まかなデザインは最近増殖している魔改造車によく似ているようですが、やっぱりL/Cカーということで違う部分もあるでしょうし、大きな特徴のやさしばも気になるところです。
ともあれ、シリーズ21以来の新型車両ということもあり、大きな進化を感じ取ることができました。ようやく他社の新型車両と肩を並べたかという感じです。来月から奈良線などで運用を開始することになります。わが地元南大阪線は数年後のようですが、今から大変楽しみです。