阪堺電軌では、7月20日(土)にダイヤ改正を実施します。
天王寺駅前~浜寺駅前間の増発と阪堺線住吉以北の減便、終電車の繰り上げが主な内容です。
→【天王寺駅前行】現行12本 ⇒ 変更後13本となります。要因は、
1-2:平日夕時間帯の天王寺駅前発我孫子道行の一部を浜寺駅前行に区間延長し、
浜寺駅前行を2本増発
→17時~20時の間/天王寺駅前駅基準
【浜寺駅前行】現行15本 ⇒ 変更後17本。17時~19時の間、浜寺駅前行が10分間隔になります。
堺市の支援により実施している、210円均一運賃や高齢者割引などの効果で、天王寺駅前~浜寺駅前間の利用客が増えてるそうです。この区間で210円均一はお得感を感じることから、時間がかかっても安さで阪堺電車が選ばれてるのではないでしょうか。ただ、浜寺発着便が混雑しすぎて遅延したり大阪市内の各停留所で乗降しにくくなってる面もあります。
2:阪堺線(恵美須町~住吉間)
2-1:終電車を繰り上げ
2-1a:我孫子道発
【現行】 →【変更後】
22時45分 (住吉発 22時50分)→ 22時04分(住吉発 22時09分発) 41分繰り上げ
2-1b:恵美須町発
【現行】 →【変更後】
23時12分→ 22時29分 43分繰り上げ
2-2:夕時間帯の我孫子道で、恵美須町方面から堺市内方面への接続時間の改善を図り、
利便性の向上を図ります。
利便性の向上を図ります。
2-3:阪堺線の減便
阪堺線のうち、恵美須町~住吉間の本数を、昼間時間帯(10時~16時)は毎時3本から2本に減便となります。
→現行 12~24分間隔 ⇒ 変更後 24分間隔
ついに昼間の恵美須町発着便が、1時間当たり2本になってしまいました。この区間は、前回2014年のダイヤ改正で、1時間当たり5本から3本に削減され、不均等な12分~24分間隔となっています。週末の昼間に乗る機会はありましたが、決してガラガラではなく、立ち客で混雑しているほどでした。
ダイヤ改正後は上町線の6分間隔に合わせて24分間隔と、覚えにくい時刻になりそうです。ここまで減ってしまうと、気軽に利用できなくなりますね。観光客の多い新世界や恵美須町から住吉大社へ向かうのに最適な路線だと思うので、沿線活性化などで何とかテコ入れが必要ではないでしょうか。
(大阪市内で1時間当たり2本の路線は、ほかに南海汐見橋線があります。)
なお、2001年発行の南海時刻表を見てみると、恵美須町発浜寺公園行きが12分間隔で1時間当たり5本出ていました。このころは便利でよかったですね。もちろん南海本線も今よりも本数がありました。