南海電鉄と泉北高速鉄道では、12月5日(土)に南海高野線と泉北線のダイヤ改正を実施します。
特急泉北ライナーの運行や、泉北線直通区間急行が終日増発されるなど、大阪市内~泉北線内の利便性が向上します。
1.特急『泉北ライナー』デビュー!
1.特急『泉北ライナー』デビュー!
難波~和泉中央間を最速29分で結びます!
運行本数:平日・・上り7本・下り6本、土休日、上り8本・下り8本
停車駅:難波・新今宮・天下茶屋~(ノンストップ)~泉ヶ丘・栂・美木田・光明池・和泉中央
特急料金:大人510円
使用車両:南海高野線特急『りんかん』使用車両(30000系・31000系・11000系)
*特急チケットレスサービスも利用できるとのことです。10回乗車すると、1回無料でのれます!
2.泉北区間急行が終日増発!
現在の準急行の一部が区間急行に格上げとなり、和泉中央~難波間は4分短縮されます。
・運行本数:平日朝上り6本・下り3本、それ以外の時間・・上り2本・下り2本
3.高野線・泉北線の運転本数の見直し
高野線(難波~河内長野間)
急行または区間急行を5本から4本に減便
各駅停車・・5本から4本に減便
泉北線(難波~和泉中央間)
区間急行・・0本から2本に増発
準急行・・・・5本から2本に減便
各駅停車・・0本から2本に増発
ついに泉北線に座席指定車が登場しましたね。
510円を払うかどうか・・の距離ですが、どうしても座りたいときは重宝しそうです。この改正で、初めて堺東を通過する定期列車が登場するのではないでしょうか。まるで本線のラピートαのようですね。
ただ、車両はどうやってやりくりするのでしょうか。現在、特急『りんかん』は4本すべて使用していますが、4両と4両をつないで8両にしている便がありますので、4両のみに短縮すると思われます。
そして、区間急行の増発です。
現在は平日朝の上り(難波行き)のみ運行していますが、これを終日運転に拡大することで、速達性をアピールする狙いがあります。また、中百舌鳥を通過する列車を増発することで、地下鉄に乗り換えさせずにそのまま難波へ行ってもらおうと考えてるのかもしれません。南海電車の乗客も増えるし、難波周辺の商業施設ににとっては、朗報と言えるでしょう。
高野線・泉北線の運転本数見直しのようで、ついにこの時が来たか・・・という感じです。
現在は橋本・極楽橋行きの快速急行・急行が2本、林間田園都市・三日市町・河内長野行きの区間急行が3本の計5本、各駅停車が5本となっています。これを1本ずつ減便して本線と同じく15分ヘッドダイヤにするようです。ダイヤ改正後は以下のようになるのではないでしょうか。
・快速急行・急行の極楽橋・橋本行き・・・2本
・区間急行の河内長野or三日市町行き・・2本 (林間田園都市行きは昼間運転なし)
・各駅停車の金剛行き(場合によっては北野田行き?)・・2本、河内長野行き・・2本、和泉中央行き・・2本
各駅停車和泉中央行きが意外に見えるかもしれませんが、確かにプレスリリースには、泉北線(難波~和泉中央間)各停2本と書いてあります。おそらく泉北区急増発の影響で本数減になる、深井~堺東間の本数をフォローする目的があると思われます。堺東では、泉北各停と泉北区急が接続することで、準急行を補完できます。ということで、難波~中百舌鳥間の各停の本数は6本となり、1本増発となります。難波~堺東間で見ると、高野線の急行系統4本、泉北区急2本、泉北準急2本、高野各停4本、泉北各停2本の、優等8本・各停6本となります。
どのようなダイヤになるのか、12月が楽しみですね。