大阪市交通局谷町線では、3月25日(土)よりダイヤ改正を行います。
ダイヤ改正が行われるのは、約20年ぶりです。。
平日ダイヤの朝夕ラッシュ時は増発される一方、昼間時間帯と土休日ダイヤの都心区間は減便や運転間隔が拡大しています。
1.【平日ダイヤ】
→朝ラッシュ時間帯の繰り上げ
*北行き(大日方面行き)
現行ダイヤでは、天王寺駅基準で7:46~8:49の間、2分30秒~3分間隔で運行していますが、これを、7:26~8:40の間に変更します。この間、大日行き2本、都島行き1本を増発します。
*南行き(八尾南方面行き)
現行ダイヤでは、東梅田駅基準で7:43~9:08の間、2分30秒~3分間隔で運行していますが、これを、7:31~8:55の間に変更します。この間、八尾南行き2本、喜連瓜破行き2本を増発します。
→昼間時間帯(10時~16時)
現行ダイヤでは、八尾南~大日の大系統と、文の里~都島の小系統が10分おきに運転され、文の里~都島間で5分間隔となっています。
このダイヤ改正で、小系統が廃止になりることから、文の里~都島間で毎時12本から8本と、4本減便になります。(都心区間:5分毎→7分30秒毎に待ち時間が増大)
→夕ラッシュ時間帯(17時~19時)
大日行・都島行をそれぞれ1本増発、文の里行3本を喜連瓜破行へ変更します。
(八尾南行き1本減便、文の里行き3本減便、喜連瓜破行き3本増発)
2.【土休日ダイヤ】
小系統(文の里~都島)が廃止になり、文の里や都島から始発電車で座って都心へ向かうことが不可能になりました。なお、八尾南19時55分発の都島行は残ります。
また、都心区間では、本数の減便により運転間隔が拡大しています。
→朝時間帯(7時~9時)
大日行きを7本、八尾南行きを9本増発します。
文の里~都島間では、5分毎から5分~6分40秒毎に運転間隔が拡大します。
→昼間時間帯(10時~16時)
1時間当たり、大日行きを2本、八尾南行きを2本増発します。
文の里~都島間では、5分毎から5分~7分30秒毎に運転間隔が拡大します。
→夕方の時間帯(17時~19時)
大日行を6本、八尾南行を6本増発します。
文の里~都島間では、5分毎から5分~6分40秒毎に運転間隔が拡大します。
【大阪市交通局発表】
谷町線で20年ぶりのダイヤ改正が行われました。
小系統(文の里~都島)が縮小、土休日ダイヤで廃止になるとは思わず、衝撃の内容でした。着席狙いでよく利用していました。そのかわり大運転が混むので、せめて現在の6両から8両に増結を希望していたのですが、このような結果になり、非常に残念です。
郊外区間(文の里~八尾南、都島~大日)では本数が逆に増えていますが、近鉄南大阪線や京阪本線などの並行私鉄への影響が懸念されるところです。あまり地下鉄が便利になりすぎると、私鉄やJRの利用客が減ってしまい、駅周辺の商業地域が寂れる結果になります。
さて文の里8時代の始発電車は残るでしょうか、かなり気がかりなところです。文の里始発は、阿倍野・天王寺の利用客にも着席チャンスがあるわけで、それを縮小・廃止することはサービスダウンにつながりかねません。
最近、大阪市営地下鉄のダイヤ改正は、減便が主な内容になってることが多いです。
2015/3/1の御堂筋線ダイヤ改正では、朝ラッシュ時に2分毎から2分半毎に減便し、大変な混雑になりました。また、あびこ始発が新金岡始発になるなど、着席チャンスも減少しています。
その他に、四つ橋線や堺筋線でも運転間隔が拡大し、不便になりました。
都心部を縦横に走る地下鉄の減便は、大阪の都心部が衰退している証拠(オフィスビルがタワーマンションに変わっている)であり、都心部の再開発・活性化が重要だと思います。