大阪市高速電気軌道(愛称:大阪メトロ)御堂筋線・四ツ橋線では、10月31日(土)よりダイヤ改正を行います。
1.【御堂筋線の停車時間の変更及び行先の見直し】(全日)
御堂筋線各駅にホームドアを設置するため、終端駅以外の停車時間を5秒~10秒延長します。
夜間時間帯は、中津行き4本を、新大阪行き3本、江坂行き1本に延長します。
新大阪駅23時台では、改正前の南行きが6本(始発1本)ありましたが、改正後は10本(始発4本)となります。
2.【なかもず行き最終列車を北大阪急行線と相互直通運転】(全日)
現行の江坂23:57発なかもず行最終列車を、千里中央23:48発なかもず行に変更し、相互直通運転となります。
3.【中津行きを新大阪行きに変更】(土休日ダイヤ)
6時台~9時台の11本及び16時台~18時台の7本の中津行の列車を、新大阪行に変更します。
これにより、土休日ダイヤでの中津行きは、深夜の3本のみとなります。
4.四つ橋線の初発列車の繰り上げ(全日)
- 住之江公園5:08発→5:05発
- 西梅田5:13→5:11発
御堂筋線では、ホームドア設置の関係で停車時間が5~10秒延びるとのことです。
安全には変えられませんが、昔より所要時間が増えることになりそうです。天王寺~梅田間の所要時間は、以前は15分でしたが、17分ぐらいに伸びそうですね。ホームドアと車両扉が同時に開閉できるようになれば、所要時間増は最低限に抑えられると思いますが、駆け込み乗車があるからでしょうか。。
そして、中津発着が大幅に減便になります。土休日ダイヤでの朝夕と、平日・土休日ダイヤの一部は新大阪まで延長になります。新大阪へ行くときは中津行きは不便に感じるのですが、梅田で南行きを待つときは中津行きは空いてるので非常にありがたいんですよね。梅田での着席チャンスが減るのは残念なことです。
以下
2020/10/09追記分
大阪市高速電気軌道(愛称:大阪メトロ)のホームページで、ダイヤ改正後の時刻が閲覧できるようになったので、そこでさらにダイヤ改正発表では触れられてなかった内容が判明しました。
【御堂筋線の昼間本数が減便】
土休日ダイヤでは、天王寺~新大阪間の本数が16本(3分45秒おき)となっていますが、これを平日と同じ15本(4分おき)に減便するようです。
こちらは現在の土休日時刻表(天王寺駅、千里中央方面行き)です。10時台~15時台は概ね3~4分おきに新大阪方面の列車が発車しています。
こちらは、大阪メトロのホームページで発表された、10月31日ダイヤ改正後の時刻表です。
(天王寺駅の千里中央方面行き時刻表です。左が平日、右が土休日)
昼間時間帯、平日と土休日が同じ時刻となっています。
区間列車の新大阪延長の陰で、昼間の本数が減便となってしまいました。
もともとの本数が多く、10両編成なので大したことはなさそうですが、特に大運転(千里中央~中百舌鳥)の列車の混雑度が上昇しそうな感じです。
また現ダイヤでは、土休日ダイヤの昼間(10時~15時ごろ)に限り、大国町で御堂筋線の大運転(中百舌鳥行き・千里中央行き)列車と四つ橋線との接続が確実にとられています。ダイヤ改正後は、御堂筋線が4分(8分)間隔、四つ橋線が7分30秒間隔と、両線の運転間隔が異なるため、接続が悪くなるようです。
私としては、天王寺から新大阪へ向かうには便利になったように思いますが、梅田からの着席チャンスが減る、土休日ダイヤの本数が減る・・と、少し使いにくくなった印象を受けました。