185系は、旧国鉄が開発した特急型車両です。伊豆方面の急行で使用されていた153系の老朽取り換えでデビューしました。また、特急専用車両ではなく、特急列車と普通列車の両方で運用することをコンセプトにしているのが特徴です。各車両両端に客用扉が配されているため、急行型車両のようですね。
先頭車のデザインは、同時期に製造された近郊型車両117系と類似しています。 また、車体側面の斜めストライプは、製造当時は斬新なデザインだったそうです。
2021年現在、田町車両センターに10両編成と5両編成が所属し、特急『踊り子』号に運用されています。以前は200番台7両編成が大宮車両センターに所属し、特急『草津』・『水上』・『あかぎ』など、上野発上越線方面の特急列車などに運用されていましたが、現在は651系に置き換えられています。
2021年3月のダイヤ改正をもって、元特急あずさ・かいじ号のE257系に置き換えられて、定期特急運用からは撤退します。