207系は、1991年に登場したJR西日本の通勤型車両です。
老朽化していた103系の置き換えと、全線地下線のJR東西線開通に伴う車両増備を目的に製造されました。
関西は私鉄との競合が激しいため、非常に高品質な車両となっています。
車体はステンレス製で、横幅2.950mmのワイドボディを採用しています。側扉は4か所設置され、最高速度は120km/hとなっています。制御装置はVVVFインバータです。
207系は0番台・1000番台・2000番台に分けられます。
0番台の7両貫通編成(F1)のほかは、4両編成と3両編成を連結して7両編成を組んでいます。
途中で組み換えもあったため、同じ4両編成でも電動車・付随車の位置が異なっています。
以前は、学研都市線京田辺駅で車両の増解結を行っていましたが、2010年のダイヤ改正で廃止され、7両編成のまま木津駅まで走っています。
2014年より、0番台で体質改善工事が始まり、2016年には1000番台でも施されています。
また、JR東日本には207系900番代(VVVF試作車)が常磐緩行線で運用されていたが、E233系の登場で廃車された。
前面窓や側窓は大幅に拡大され、車内からの展望がよくなりました。
車内の座席はすわり心地がよく、ふかふかです。初期車以外は、座席の下が空洞となっています。
各扉上部にLEDの案内表示機を備えており、行先案内・次駅案内・キャンペーン告知などが流れます。
各車両の妻部の貫通扉が若干中心からずれている。そのため、片方は広い妻窓となっているので、隣の車両がよく見えるようになった。
学研都市線(片町線)・JR東西線・JR京都線・JR神戸線(加古川以東)・福知山線(篠山口以南)・湖西線(近江今津以南)・JR琵琶湖線(野洲以西) ・おおさか東線・大和路線
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