1993年に登場した、JR東日本の通勤型車両である。
国鉄から大量に引き継いだ103系の置き換えのために、『コスト半分・寿命半分』をテーマに製造された。
まずは901系(後の209系900番台)が試作車として投入され、その結果を元に0番台が登場した。
その後は車体幅を広げた500番台、東京メトロ千代田線乗り入れ用の1000番台などが製造されている。
大きな窓やLED案内表示機など、国鉄型と比較して接客面で大幅にグレードアップしたが、
座席が硬くなってしまったことについては賛否両論ある。
この209系は今後作られる新しい世代の通勤型車両の基本となったが、登場から13年経ち機器の老朽化や
外板のゆがみなどが目立つようになり、E233系に置き換えが進行中である。
置き換え対象は京浜東北線の0番台である。その0番台は、千葉県内のJR各線に転属し、113系を置き換えた。
同線の500番台は京葉線・武蔵野線に転属している。
代替廃車となった車両の一部は訓練車として改造されたものもいるらしい。
現在:0番代・・中央総武緩行線・外房線・内房線・南武線など 500番代・・京葉線・武蔵野線 1000番代・・常磐緩行線