281系は、2019年(平成31年/令和元年)に登場した特急型車両です。
関西国際空港と京都を結ぶ特急「はるか号」は、年々旅行・通勤などの利用が増え続け、指定席が満席、自由席に座れない状態が続いていました。また、国内で開催される大型イベントによる利用拡大が見込まれることから、「はるか号」の全列車を6連から9連化することになりました。これにより、一列車当たりの座席数が1.5倍増加しています。
車体形状は、287系特急型車両をベースとしています。しかし、あくまで「はるか号」の増結用車両のため、外観や前面のは281系のデザインと統一感を持たせています。なお、前面に貫通扉を備えてはいますが、281系の貫通扉が非常用のため、貫通ホロは使用していません。
271系では、0.5M方式を採用し、3両すべてが電動車となっています。
また、281系に施されているハローキティラッピングについては、本形式にも施されています。
車内の全座席にコンセントが設置されています。これは、JR西日本で在来線用車両で初です。そのほか、フリーWi-Fiも利用が可能です。
荷物置き場は、スーツケースを置けるよう2段式のものが客室側に設置されています。
客室の端には、大型液晶ディスプレイが設置され、 停車駅、次駅、乗り換え、ホームの設備などの案内が流されています。
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