700系は、山陽新幹線・東海道新幹線の高速化のために、JR東海とJR西日本が共同開発した形式である。
営業運転は1999年からで、最高速度は285km/hに向上した。
現在、JR東海に16両編成(C編成)が、JR西日本に16両編成(B編成)と8両編成(E編成、ひかりレールスター用)が存在する。
C編成・B編成は東京~博多間で『のぞみ』・『ひかり』・『こだま』で運用される。E編成は山陽新幹線の新大阪~博多間のみの運用である。
先頭形状はエアロストリームと呼ばれるカモノハシ風の独特な形状をしており、トンネル進入時の音(トンネルドン)を軽減する役目を持っている。他には300系で不評だった乗り心地の改善も図られている。
B編成・C編成とも外観は類似しているが、車内の座席やインテリア等に差異が見られる。
E編成(ひかりレールスター)は独自の塗装を採用し、自由席こそ3&2シートであるものの、指定席はグリーン車並みの2&2シートである。
そのほかには、車内放送がかからないサイレンスカーや、個室も設置するなど快適な設備が充実している。
また、新幹線検測車『ドクターイエロー』もこの700系がベースとなっている。
なお、2020年3月8日を持って引退することが発表された。