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N700系

N700系について

 

N700系は、山陽新幹線・東海道新幹線の更なる高速化と300系の置き換えのために、JR東海とJR西日本が共同開発した形式である。

営業運転は2007年からで、最高速度は300km/hに向上した。

 

現在、JR東海に16両編成(Z編成)が、JR西日本に16両編成(N編成)と8両編成(S編成、さくら用)が存在する。

Z編成・N編成は東京~博多間で『のぞみ』・『ひかり』・『こだま』で運用される。S編成は九州新幹線乗り入れ用である。

 

先頭形状は700系のエアロストリームを進化させたエアロダブルウィングを採用し、更に特異な形となった。

また、車体傾斜装置を備えているのも特徴である。カーブ通過時に車体を1度傾けることにより、曲線通過時の速度が向上した。そのほかにも、700系よりも加減速度を向上させたことで、東京~新大阪間で品川・新横浜の両方に停車になったにも拘らず、所要時間は2時間30分をきっている。

 

車内のLED案内板は上下に拡大され、文字サイズが大きくなった。また、各座席でパソコンが使えるよう、コンセントが備え付けられている。これはグリーン車の全座席と窓側座席、最前部・最後部の座席で利用可能である。

その他、全席禁煙となり編成中数箇所に喫煙スペースが設けられている。

 

今後もN700系は増備を重ねて300系を置き換えていくことになっている。

 

なお、S編成(N700系7000番台)は九州新幹線乗り入れ用にJR西日本が開発した。

現在は1編成が試験走行を繰り返している。

 

 

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