1900系は、1963年(昭和38年)から製造された元特急型車両で、天満橋~淀屋橋間の地下線開通に伴う特急列車増発用として登場しました。 京阪特急型車両としては4代目に当たります。
なお1900系には、1963年(昭和38年)に製造された車両と、旧1810系から編入された車両が存在します。
旧1810系の製造年は1956年(昭和31年)となっており、2008年の引退まで50年以上活躍したことになります。
1900系には、先頭車前面窓下部に銀色のバンパーが設置されているのが特徴です。
旧1810系・1900系とも登場時は、2扉・転換クロスシートを備えていましたが、3000系が登場すると、3扉・ロングシートの通勤型仕様に改造されました。このため一部の車両では、3枚扉のうち中央扉のみが両扉、両脇が片扉のままという変わった配置となっていました。
引退前になると、特急色への復元や臨時列車の運転などが行われ、2008年12月20日をもって引退しました。