66系は、1990年(平成2年)に登場した、堺筋線の車両です。
車体はステンレス製で、側窓下部に橙・白・茶の3色帯が巻かれています。
前面デザインは、ゆるやかに傾斜をつけたブラックフェイスとなり、前面窓も上下に拡大されています。貫通扉は真ん中からやや左側に寄せられ、運転室部分が拡大されています。前照灯は中央上部に、尾灯と標識灯は下部左右にそれぞれ配置されており、2年前に登場した阪急8300系のデザインに少し似ているような感じがします。
製造当初は6両編成でしたが、のちに8両化されています。
2002年(平成14年)には、後期車として5編成が増備され、60系を全廃しました。
後期車は前面デザインが一部変更されています。
2009年12月5日・6日には、堺筋線と阪急京都線との相互直通運転開始40周年を記念して、天下茶屋~嵐山間で臨時列車が運転されました。この際は中間車2両を抜いて6両となりました。なお、2011年にも嵐山ゆき直通特急として66系が起用されています。
2012年からは、リニューアル工事が行われ、標識灯・尾灯や方向幕のLED化、スカートの取り付け、VVVFインバータの取り換え(GTO→IGBT)などが行われています。
走行路線:堺筋線・阪急千里線・京都線
編成:8両編成×17編成=136両