225系は、JR西日本の近郊型車両です。
2010年5月に完成し、天王寺駅などでの展示会を経て12月1日から営業運転を開始しています。
2016年には、マイナーチェンジされたグループも運転開始しています。
主に東海道・山陽本線・湖西線の新快速・快速などで運用される0番台と、阪和線・紀勢本線・大阪環状線の快速・関空紀州路快速などで運用される5000番台、福知山線の丹波路快速などで運用される6000番台に分かれています。なお、0番台と100番台の後継となる2次車である100番台・5100番台も増備されています。
最高速度は、0番台は130km/h。5000番台と6000番台は120/km/hとなっています。
従来車両と比べて、225系は安全性を高めた設計となっています。
万が一の衝突時、運転台上部が先に壊れることで力を逃がすことで、車内の乗客に衝撃が伝わりにくい構造(クラッシャブルゾーン)を採用しています。車内は車内の吊革を増やし、大型化して黄色に着色することで目立つようにしています。
225系では、全車両が電動車となっているのが特徴で、いわゆる『0.5Mシステム』が採用されています。そのため、クモハ・モハはあっても、クハ・サハは存在しません。なお、パンタグラフがあるのが225形、ないのが224形となっています。。
前面のデザインは、221系・223系の各機器配置を継承しながらも、厳つく力強い表情に変更されています。
221系・223系に存在した先頭の傾斜は無くなり、垂直となっています。前面窓は運転台・車掌台窓の位置が高くなり、貫通窓のみ低くなっています。
2次車である100番台と5100番台は、521系第3次車のデザインを継承していますが、行先・種別表示器がフルカラーLED化されているほか、フリーWiFiも備えています。
前照灯・フォグランプはHIDを採用し、遠くからでも非常に目立っています。
パンタグラフはシングルアームを採用しています。