227系は、JR西日本の近郊型車両です。
2015年3月14日のダイヤ改正から、広島地区で営業運転を開始しており、2019年3月から1000番台が和歌山線・桜井線(万葉まほろば線)でデビューしました。
主に広島地区で運用される0番台と、和歌山線・桜井線(万葉まほろば線)、紀勢本線(きのくに線)などで運用される1000番台に分かれています。
最高速度は、110km/h。0番台は3両編成のA編成と2両編成のS編成に分かれています。1000番台は全て2両編成ですが、霜取り用パンタグラフが搭載されるのがSD編成、ないのがSR・SS編成となっています。
車体の構造や前面デザインなどについては、225系や521系第3次車と同じ安全性を高めた設計となっています。
全車両が電動車となっているのが特徴で、いわゆる『0.5Mシステム』が採用されています。そのため、クモハ・モハはあっても、クハ・サハは存在しません。なお、パンタグラフがあるのが227形、ないのが226形となっています。
外観は225系や521系3次車と同じですが、0番台は厳島神社などの赤をイメージした赤帯が、1000番台は奈良と和歌山エリアに共通する文化・歴史・自然の奥深さを表現した緑色が配されています。 前照灯・フォグランプはHIDを採用し、行先・種別表示器がフルカラーLED化されています。
車内については、0番台は転換クロスシート、1000番台はロングシートとなっています。また、1000番台は車載型IC改札機が搭載され、すべての側扉横に乗車用が、運転室後方には降車用が設置されます。
パンタグラフはシングルアームを採用しています。