新20系は、大阪市交通局時代の1990年(平成2年)から1998年(平成10年)に製造された車両で、21系・22系・23系・24系・25系の総称となっています。
当時非冷房だった30系や50系の置き換え用として登場しました。1990年(平成2年)にまず谷町線に22系が、四つ橋線に23系が導入され、翌年には御堂筋線に21系、中央線に24系、千日前線に25系が導入されました。
先に登場した20系と同じく、車体長18メートル、4ドアを採用しています。
車体は軽量ステンレスが採用され、側窓は1段下降窓となっています。
前面デザインは伝統の額縁スタイルでありながら、大幅にモデルチェンジされています。
貫通扉は左側に寄せて運転台スペースが大きくとられたほか、「く」の字型デザインとなって、緩やかな流線型となっています。
前照灯は運転台窓下部に2灯配置され、尾灯は左右の額縁にLED式として埋め込まれています。
車内には、客用扉上部にLED式の案内表示機が新たに設置されています。
製造から25年が経過したため、各形式でリニューアルが行われています。以下に挙げたものは、全編成に対して施工されているわけではありません。
外観上では、前面前照灯のLED化、側面への号車表記追加となっています。内装では、座席をパケット式に交換、照明のLED化、つり革の増設LED式案内表示器をLCD式案内表示器に交換(21系のみ)、形式ごとに内装デザインをユニークなものに変更・・等が行われています。また、制御装置がGTOからIGBTに換装されています。